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2009年5月

2009/05/31

Kindleキラーになりうるのか?

 イギリスのベンチャ企業Intereadは、まもなくLinuxベースの電子リーダ「Cool-er」を発売する。
 Kindleなどとの最大の違いは、MODEMやWiFiなどを搭載しておらず、PC経由でデータを取り込むという点。これにより、世界中に販売する事が可能になる。価格は249USドル。

Interead_cooler Interead_cooler_colors

 主な仕様は下記の通り。

  • プロセッサ -- Samsung S3C2440(ARM9、400MHz)
  • メモリ -- 128Mバイト
  • Flash -- 1Gバイト
  • Flashの拡張 -- SDカードによって4Gバイトまで
  • ディスプレイ -- 6インチ、8段階グレイスケール
  • USB -- 1ポート
  • ファイル形式 -- JPEG, PDF, EPUB, TXT, RTF, MP3, PDF, DRM/EPUB
  • その他の機能
    • MP3プレーヤ
    • メニューは8言語、英語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語(繁体と簡体)
    • 購入可能な書籍数 750,000
    • 8つのカラーバリエーション
    • 縦横切り替え
    • 文字の大きさは8段階切り替え
  • 電池 -- リチウム・ポリマ(1000mAh)、一回の充電で8,000ページの閲覧が可能
  • 大きさ -- 183×118×11mm
  • 重量 -- 178g(←!!)
  • OS -- Linux。WindowsとMacintoshからデータを転送

 日本でも何回か電子リーダーが販売されたが、いずれも成功したとは言い難い。しかし、時代が進んでKindleの成功で、電子リーダやディジタル・フォト・フレームなどが根付く可能性が高くなった。
 私も面白いと思うのだが、まだまだ値段的な問題があるとは感じている。

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2009/05/30

ブルーバックスの功績

 講談社のブルーバックスって、最近は「???」という感じの本も多いけど、なにげに定番的な本があって、ずっとリファレンスとして何十年も使っているものすらある。
 コストパフォーマンス的は非常に高い良いシリーズだと思う。
 その中から、初版時に購入して、今でも参照し続けている本を紹介したい。新書サイズだから便利なんだよね。ボロボロになるのが速いという欠点はあるんだけど(^^;;
 でも、こんなに良い本が廉価で買えるなんて、日本の文庫や新書って凄いと思う。
 特に、科学や工学の分野ではブルーバックスの功績はかなり大きいと思う。異論は無いよね?

 

英和科学用語辞典 (ブルーバックス 268)
講談社
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現代物理学小事典 (ブルーバックス)
講談社
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現代数学小事典 (ブルーバックス)
講談社
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数学用語小辞典 (ブルーバックス (B-1113))
クリストファー・クラファム
講談社
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新・化学用語小辞典 (ブルーバックス)
講談社
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過去の延長が未来だから

コンピュータの時代を開いた天才たち―最先端で活躍する型破りな15人の軌跡
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新装版 計算機屋かく戦えり
遠藤 諭
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コンピュータが計算機と呼ばれた時代
アスキー
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 技術史というのは、最初の発明によって原理を知り、そして発展してきた方法がわかるので、「外挿法的思考」を身につけることができると思うんだよね。

 コンピュータはICじゃないと作れないというわけではない。「スイッチング素子」によって演算を実行できれば、手段は問われないということが良くわかる。

 最初はリレー、それから真空管、OPアンプ、パラメトロン(LC回路)、トランジスタ、集積回路と連続性を持って続いてきたのだとわかるだけでも十分だ。次にどんなスイッチング素子が出るのか、それによって何が変わるのか、それが理解できるようになる。

 量子コンピュータができれば、また大きな変化があるのだろうが、少なくともノイマン型のコンピュータが主流であるうちは、知っているに越したことは無いだろう。

 量子コンピュータは並列計算が可能になるので、機械式計算機から電気式計算機に変わる時くらいに大がかりな変化になるかもしれない。でも、まだまだ先が見えない以上、昔から今にいたるまでの延長上に未来があると思っておいても構わないだろう。

 

目で見るデジタル計算の道具史―そろばんからパソコンまで
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入門量子コンピュータ
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古書だが便利すぎる本

理工学のための数学ハンドブック
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簡約積分表 (1972年)
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科学者・技術者のための数学入門 (1961年)
ヤ・ベ・ゼリドーウィチ
岩波書店
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 こういう事をすると「またおっさんが何か言っている」と思われるかもしれないが、学生時代から手放せなくて、しかも今をもってすら、これらを越える本が見あたらないのだから仕方がない。

 簡単に書かれた本が売れて、物理学では「定番」と言われた「ランダウ=リフシィツ理論物理学教程」とか「ファインマン物理学」のような良書が絶版だった時期が長かったことを考えると、こういう名著が復刻されるのは時代が一回りして、「くわしく、じっくり知りたい」という要求が出てくるのを待つしか無いのだろう。

 だから、今は「追補」が必要だとは思うのだが、基本的な事項が全部書かれていて、必要な公式や数表が掲載されてるので、持っていて損はない。というか他の本を見ても、「あ、これならいいや」と思えてしまうのだ。今なら古書で安く買えるので、騙されたと思って買ってみて。返金はしないけど(^^;;

 理工書には、「持っていると便利な定番本」と、「入門・学習のための本」に別れてしまっているような感じに見えるのだが、上に紹介した本はどちらも兼ね備えているので、こだわっているのだ。

 「この場合にはあの公式を使う」という事を知らないと、関数電卓も使えないし、MathematicaやMaximaのようなツールも使えない。

 何事も「極意は基本にあり」。迷ったら学生時代の教科書を読み直してみるというのも、目の前にある難問を越えるヒントを得るための手段だとは思っている。

 まあ、そんな状況があったから、↓のシリーズを企画したんだけどね。

 

 

 

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2009/05/29

UbuntuはAndroidを凌駕するのか?

 Canonicalは、ARM版が出たUbuntu9.04上でAndroidのアプリケーションを動作させるデモンストレーションを行いました。
 Ubuntu9.04では、ARMへの対応と、「Netbook Remix」というサブセットをリリースしたことにより、MIDの分野にも照準を当てたわけですが、競合すると思われるAndroid向けアプリケーションのエミュレータを搭載することで、Androidの強みまで取り込んでしまおうとしているようです。
 実際、AndoidはMIDに特化することを目的として、最もシェアが高いARM系のCPU上で動作させることを前提とした設計です。UbuntuがMIDの分野に入って行くためには、ARMへの対応と、MID向けとしてすぐに使えるサブセットの作成が必須だったわけですね。
 そして、今回、競合すると思われるAndroidの強みである「共通のアプリケーションが使える」という強みにも対応したわけです。

 さて、市場はこれから、何を選択するのでしょうか。

Philip K. Dick: Canonical Writer of the Digital Age (Studies in Major Literary Authors)

lejla Kucukalic
Routledge
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超省電力のAtom搭載SBC

 コントロンは、Atom N270を搭載したmicroETXexpress(95×95mm)のSBC「microETXexpress-DC」のサンプル出荷を行っています。「S5 Eco」と呼ばれる超省電力モード(1mA)を搭載しているのが特徴です。本格的な出荷は、本年の9月の予定。

Kontron_microetxexpressdc_3 

 主な仕様は下記の通り。

  • プロセッサ -- Intel Atom N270(1.6GHz)
  • メモリ -- SODIMMソケット搭載でDDR2 RAMを2Gバイトまで
  • ディスプレイ -- VGA、DVI、LVDS
  • ストレージ -- SSDをオンボードで搭載
  • ネットワーク -- ギガEthernet
  • I/O (COM Express Type 2)
    • 2×SATA
    • 1×PATA
    • 8×USB 2.0
    • オーディオI/O
  • 拡張(COM Express Type 2)
    • 1×32ビットPCI
    • 3×PCI Express x1
    • LPC
    • I2C
    • SMbus
  • パワー
    • 12W(max.)
    • 8.5~18VのDC入力
    • 「S5 Eco」モードでは1mAで動作
  • 大きさ -- 95×95mm
  • OS -- Linux、Windows XP Embedded、Windows XP、Windows Vista、Windows CE、VxWorksなど、Atomに対応したOS

まんが・アトム博士の相対性理論
東陽出版
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移転しました

 組み込み場外乱闘は、元のコンセプトを引き継ぎ、定期的に更新してゆきます。
 ブックマークやアンテナ、RSSリーダの変更をお願いします。

 なお、バックナンバーは「組み込み場外乱闘」にありますので、そちらもご覧下さい。

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